
【厚生労働省】に関する知恵袋
【質問】
ヒブ・肺炎球菌ワクチン接種をまだビビってます。現在1歳10カ月の子と3カ月の子がいます。今年に入ってすぐ上の子が別の予防接種に行った際、派遣社員の選択は、かかりつけの小児科医に2月からヒブ・肺炎球菌ワクチンが無料になるから接種した方がいいですよ、と言われました。それで3月に接種しようと予約していましたが、一時接種中断になりそれから接種再開しても怖くてまだ接種していません。厚生労働省の知恵袋から考えると、本日3か月の下の子の三種混合をしてきました。また「無料だからした方がいい」「とても危険な病気だからした方がいい」と言われました。とても怖い病気なのもわかるし、みなさんが接種されてるのもわかります。不安だったら同時接種せず、個別にすればいいのも調べました。厚生労働省の報道発表も読みました。派遣社員の選択を理解したいのであれば、でも怖いんです。そもそも、有料での接種の時は全く教えてくれませんでした。無料になってからいきなり、めちゃくちゃ接種を勧めてくるのが腑に落ちません。ワクチン接種可能になった時点でなぜCM等してくれなかったのか、厚生労働省の知恵袋に関連する解説をすると、なぜ任意接種なのか?疑問に思う事があり、まだ接種に踏み切れません。その間に髄膜炎にかかったらどうするの?という意見があるのもわかります。でも最近始まったばかりの予防接種なのでとても困惑しています。やはり不安に思うより、接種した方が良いでしょうか?最後には自分が決めるのはよくわかってます・・・・・。ご意見お聞かせ下さい。
【解答】
保護者の方の悩みは、皆さん切実です。わが子の生命を守りたい。接種をしたら子どもが1週間以内に○○名亡くなった。接種をせずに、髄膜炎や敗血症で後遺症を残したらどうする?まさに板挟みです。派遣社員の選択については、どうしたら子供の命を正しく守れるのか?接種をするべきか?接種をしない方が良いのか?おそらくすべての親御さんは悩みます。すぐに答えを出す方もおられれば、時間をかけてゆっくりと考える方もおられます。その時に重要なことは、正しい情報を集めることと、広い視野で考えることです。情報が間違えていれば判断を誤りますし、情報が正しくても情報の一部しか見なければ子どもの命を正しく守ることはできません。以下に示す正しい情報(データ)を知ったうえでご判断いただければと考えます。平成22年(昨年)乳児死亡数約 2,500人/年死因の半数以上は先天奇形、周産期の異常、心疾患などの基礎疾患の悪化です。乳児の突然死約500~1000人/年ヒブや肺炎球菌による髄膜炎、敗血症の死亡 約50~150人(ヒブや肺炎球菌による髄膜炎や敗血症の後遺症例は 死亡例の数倍)ヒブワクチンまたは小児用肺炎球菌ワクチン接種後7日間の0歳~4歳死亡8名(22年~23年までの合計)/150万人ヒブワクチンまたは小児用肺炎球菌ワクチン接種後7日間の乳児死亡4名/25万人ヒブワクチンまたは小児用肺炎球菌ワクチン接種後7日間の基礎疾患のない乳児死亡2名/25万人お子さんが、基礎疾患を持たない乳児の場合、ワクチン接種後に死亡する確率は2人/25万人です。しかも、このお二人はワクチンと死亡の因果関係が認められていません。おそらく、毎年500人(毎週10人)おられる乳児の突然死例に偶然1週間前に接種した可能性が高いと専門家は皆考えています。(つまり、ワクチンが原因で亡くなる確率はほぼ0人/25万人)一方、ヒブワクチンなどを接種しない場合、少なく見積もっても50人以上の死亡例とその数倍の後遺症例にわが子が罹患する確率は、厚生労働省の知恵袋の概要に触れると、50人/100万人(死亡)と、50×数倍人/100万人(後遺症)この計算をして、どちらがお子さんを守る確率が高いかを考えていただくと、正しい結論にたどりつくのではないかと思います。われわれ小児科医はこのように頭の中で計算をしながら、1人でも多くの赤ちゃんを守る方法をいつも考えています。また、過去の経験から、ヒブや肺炎球菌による髄膜炎は決してまれな疾患ではないということも実体験として切実に知っています。派遣社員の選択に関しては、一方、ワクチン後の後遺症例、厚生労働省の知恵袋を追求していくと、死亡例は報道や厚労省発表で全国の事例を知りますが、実体験としてほとんど身近には経験せず非常にまれであるということも知っています。そのような比較からもほとんどの小児科医はこれらのワクチンを強く奨めているのです。1例1例の事例報告は重要ではありますが、全体を広い視野で見て、メリットとデメリットをバランスよく考えなければ、お子さんにより大きなデメリットを与えてしまう場合もありえます。お子さんの命と健康が確実にかつ適切に守られますように、心から願っています。